About

[niji leather worksについて]

虹のように、つい見ていたくなるような、そして見たときに少しだけ幸せな気持ちになれるような、そんな革製品を作りたいという思いで、お財布などの小物を中心に、一つひとつ丁寧に手縫いの革小物を製作しています。
製品は基本的には全てご注文をいただいてからの受注製作となっています。完成までに少しお時間を頂戴いたしますが、気長にお待ちいただければ幸いです。

[手縫いへのこだわり]

niji leather worksでは、全ての工程について、一針一針たいせつに手縫いで製作しています。
使わないときでも眺めていたくなるような革製品を作りたいという思いがありますので、そのためには美しいステッチは欠かせません。

ミシンで縫うのに比べると何倍もの時間がかかりますが、手縫いには、一箇所の糸が切れてしまってもほつれが広がりにくいことや、修理しやすいという利点があります。
それに何より、手縫いにしか出せない雰囲気があり、これからも手縫いによる美しいステッチを追求していきたいと思っています。

糸は、発色と耐久性に優れたポリエステル糸を主に使用しています。ほかにも、天然素材ならではの風合いを持つリネン糸もお選びいただけます。

[コバへのこだわり]

革の端、裁断面のことをコバといいます。コバの仕上げは、見た目の美しさだけでなく、革製品の耐久性にかかわる大切な部分です。
niji leather worksでは、使用する革の種類によって、大きく分けて二通りのコバの仕上げを使い分けて製作を行っています。

イタリアンレザーを使用した革小物の製作では、コバを滑らかに整えながら磨き上げる方法を基本としています。この方法は大変に時間がかかりますが、コバが傷ついた場合にも磨き直すことができるという大きな利点があります。
また、小さな傷程度であれば、お客様ご自身で簡単なお手入れを行なっていただくだけでも、またきれいな状態で長くお使いいただけます。

フランス産の山羊革などを使用して製作を行う場合などは、顔料での仕上げを用いる場合もあります。
この場合も、ただ顔料を塗って終わりというわけではなく、下地を整えてから薄く顔料を塗って、さらにそれを整えて、熱を加えて顔料を定着させて・・・・、という工程を何度も繰り返して、美しく、顔料が剥がれにくいコバになるように時間をかけて製作を行っています。

[素材へのこだわり]

niji leather worksでは、伝統的な手法で生産されるイタリア産の皮革と、美しい発色と耐久性を兼ね備えたフランス産の山羊革を中心に製作を行っています。

以下は主に使用している革の一例です。他にも取り扱いがございますので、詳細につきましてはお問い合わせください。

[PUEBLO(プエブロ)]
革の表面をわざと毛羽立たせるような加工がされているため、最初は少しざらついたような手触りですが、お使いになっていくうちに滑らかな質感になっていくのが最大の特徴です。もちろん、色も深い色合いになっていきますので、色、手触りの両面から経年変化をお楽しみいただけます。

[VACCHETTA 800(バケッタ 800)]
表面に自然なシボ(凸凹)があり、しなやかな中にも適度なハリがある革です。お使いいただくうちに、艶が増して深い色合いになり、表情豊かな経年変化をお楽しみいただけます。

[ALRAN Sully(シュリー)]
フランス産の山羊革で、多彩なカラー展開と美しい発色が特徴です。また、汚れや変色にも強く、軽くて耐久性のある革製品に仕上がります。

[ご注文方法]

niji leather worksでは、当WebサイトおよびInstagramに掲載している製品を元に、革や糸を選んでいただくセミオーダーを基本としてご注文をお受けしています。

直接お会いすることができるお客様には、革や糸のサンプル、作例などを見ていただきながらお打ち合わせしたうえで製作を行いたいと考えています。
遠方のお客様の場合には、メールやお電話などで、できるだけ詳細にご希望をお聞きしたうえで製作を行わせていただきます。
ただいまの納期の目安は、カードケースやコインケース等の小物類で1〜2ヶ月、お財布等で2〜3ヶ月ほどとなっております。
プレゼント用などでお急ぎの場合はできる限りのことをさせていただきますので、当サイト下部のメールアイコンおよびContactページから、どうぞお気軽にお問い合わせください。

フルオーダーでの製作も行ってはおりますが、その場合には細かい打ち合わせが必要になりますので、基本的には直接お会いしてのお打ち合わせができるお客様に限らせていただいております。どうかご了承ください。

キクチジュン

キクチジュン 1979年生まれ

大学卒業後ずっと、もの作りとは関係のない仕事に就いていましたが、財布や靴などの革製品と、それらのお手入れが好きだったことや、もの作りをしていた祖父や母の影響もあり、次第に自分で革小物を作るようになりました。
自分の手で物を作ることや、作ったものを使ってもらうこと。少しずつ技術を高めていくこと。そういった、もの作りに対する喜びや思いが強くなり、niji leather worksという名前で製作を行なっています。

niji leather works

〒023-1121 岩手県奥州市江刺男石 1−2−1
kikuchi@nijileatherworks.com
https://nijileatherworks.com